海がきこえるを歩く・ロケ地の感想

あなたも里伽子と拓の青春の舞台を訪ね歩いてみませんか? ロケ地めぐり歩いた時の感動を大募集中です! 13.01.10更新更新

せっかく、掲示板に海がきこえるロケ地の感想を書き込んでもデータ制限により削除されてしまうのは残念なので、新しく「海がきこえるロケ地の感想」を新設しました。

海がきこえるロケ地を歩いた感想とか紀行文でも長くても短くても形式は問いません。また、アニメ・アニメージュ連載・小説・実写版などの感想なども同じく投稿を待っています。

応募方法は、掲示板に書き込むかメールください。こちらで応募順に掲載します。随時受付中で締め切りはありません。気長に待っています。

海がきこえる ロケ地を歩く 2012.12.27 TERU更新




 
 兄が忘れていったDVD、ジブリがいっぱいを、何気なく車で再生した事が今回、高知市内を駆けずり回るきっかけになるとはその時は、思いもしなかった。

最初に訪れたのは杜崎家。午前08:30、近くの港に車を停め歩き出す。

近くのバス停、南吸江通まで歩き護国神社のほうを見ると一発でそれらしい家を発見!

歩行者用の橋を渡り近づいていく。冬休みの子供の高知弁とすれ違う。閑静な住宅街の印象。

 すぐに到着。近年まれに見る興奮をおさえ、少し離れた所から携帯、デジカメを交互に持ち替え激写する。

 やけにシャッター音が響く。表札を見ると○○さん。とある。
こちらの方は映画のモデルハウスになっていることをご存知なんだろうか。とても良い天気。
近くの住民は布団を干しはじめた。軽く会釈し、サワヤカさ全開のオ〜ラを放ち杜崎家を後にした。

ロケハンから20年経っている杜崎家の木は屋根にまで届きそうな勢いに感じられた。

 滞在2分もなかったと思う杜崎家を後にし、拓が駆け下りた坂道、松野のシビックが停車した坂道を目指す。

 すぐ近くの自動販売機の角を曲がり、石段を登っていく。狭いが生活感や歴史を感じさせる石段だ。すぐに登りきって頂上付近から少し下ると拓が駆け下りた坂道、松野の車が停車した坂道が現れる。

 閑静な住宅街の坂道を熱心に激写する人間は不審者かもしれないが、それを打ち消すような感激、うれしさオーラが出まくっていたのか、たまに通る地域の人の目は温かく見守っているように感じられた(主観)しかしこちらも滞在短く、次は市内を目指す。

 09:24発の南吸江通のバス停に1分遅れで到着、乗り遅れかどうか不安な所に土佐電鉄のバスがやってきた。

 小さめなバスに飛び乗りほっとする。大胆な加速と滑らかなシフトチェンジ、穏やかなブレーキ操作と、なかなか上手な運転に感心しながら乗っていたら、あっという間にはりまや橋に到着した。まさか松野か!?

 バスを降り、はりまや橋を同じアングルから撮る。
なるほど〜なるほど〜すごいすごいと感嘆詞ばかりつぶやきウロウロする。
向こうと違いこちらはカメラで歩き廻ってもあまり違和感が無い。存分に撮れる。
路面電車はいいもんだ。アンパンマンに新聞社、ケーキ屋カラーの路面電車も次から次にやって来る。

 観光旅行気分になってしまい、すごいすごい言いながら路面電車を激写する。
そしていよいよアーケードへ。帯屋町1stを発見!パラソルは開いておらず、あのアングルで撮影!
通り過ぎる人が上を向いてなにか珍しいものでもあるの?

 と、言う顔。つられて周りの人も上を見上げて不思議顔。あの作品にこちらが登場するんですよ〜。
と、顔で答えてカラオケセントラルに向かう自分は近年稀に見るいい顔をしていただろう。(造りは地味ですがn)

カラオケセントラル、酔っ払い山尾のポストを訪れ高校へ向かう。アーケードを離れ少し歩いて高校に到着。

反対車線の歩道から校門を見る。あの場面が頭の片隅で再生される。ついにここか〜ここなのか〜。

 深呼吸して横断歩道を渡り、あっちのアングルから校門に迫っていく。
制作5人衆も歩いた歩道を歩き、時計台を見上げて写真を撮る。美しい。
車道の松と校舎の白が青空をバックに光っている。寒風がさらにそれを強調したようだった。
正門からのぞくと、校内は学期中のような雰囲気で活動を感じた。

近くに居た黒の詰襟君に、正門をバックに写真を撮ってもらう。今回、校内は最初から考えていなかった。

今思えばあの詰襟くんに階段だけ、撮ってきてもらってもよかったかな。

 高知城をさっと見て、松野に呼び出された拓が自転車で通った天神大橋に向かう。
真ん中が盛り上がった曲線形の橋だ。また頭の中で違う場面が再生される。
向こうからタクシーの後部座席で顔をジャケットに埋めた拓がやってくる。
自転車屋の屋根もそのままだ。

 そして橋を渡り、事前情報を参考に駐車場には入らず堤防から天神大橋を眺める。
近くにものすごく大きな木。コダマがいそうな雰囲気を感じつつ拓がサイクリング車で降りてきた対岸の坂道に向かう。あっちの古木をこちらと合体させたのかな?

現場でイメージするのも楽しい市内周りとなりました。高知市は趣のある良い街ですね。



・・・少し映画の感想を書きます。

拓、里伽子、松野。

DVDを回せば彼らはいつも高校生のまま現れる。あの時代の空気のまま。
忘れていたあの頃のあの気持ち、好きな自分を思い出させてくれる。
大人になるほんの少し前の複雑な心情を、豊かな表情と美しい背景。
落ち着いた音楽と、細やかな効果音。そして豊かな表現の声で表し、
心の奥にある真意を深く考えさせてくれる素晴らしい作品!

松野、里伽子、拓。ひょっとしたら彼らに出会えるような気持ちで訪ねました。
めったにない出張仕事が高知市と聞いた瞬間に、海きこめぐりを決意しました(笑)
直前に検索でこちらのサイトを見つけました。
中島さんのおかげで短い時間でたくさん感激できました!
次回はゆっくり訪れて、もっと回りたいです。ありがとうございました。

海きこツアー2008 〜旅の記〜  TOMO  2012.01.09



 
海きこツアー2008 〜旅の記〜


「海がきこえる」に魅せられた友人と、「いつか高知へ行ってみたいよな」と話していたあの頃。しかし、海きこの舞台は高知県。僕らが住んでいたのは神奈川県。中学生にとって憧れの地はあまりにも遠すぎた。

歳を重ねることがない拓や里伽子たちをいつの間にか追い抜き、社会人生活を送っていたある日のこと。その友人と唐突に高知旅行…海きこのロケ地を巡ってみようぜ!ということになった。お互いに仕事が忙しかった僕らは、高知旅行の前日に海きこDVDの画面をキャプチャし、ロケ地マップとともに印刷。それを手に、翌日から文字通り高知を走りまわることになる。

3年前…当時27歳のことだが、ロケ地で感じたあの感動や興奮はこれからもきっと忘れられないだろう。急な思いつきの旅ではあったが、僕らの青春はやはりこの作品なくしては語れないのだと思う。


<1日目>

2008年11月。高知龍馬空港に降り立つと、早速、里伽子がお手洗いから戻ってくる場所を探しあてた。アニメに登場した場所が実在する嬉しさ。歳柄にもなく胸の奥底から興奮が湧きあがってきた。キャプチャ画面とたった今デジカメで撮影した画面を見比べてほくそ笑む二人の男。サイトでも説明があったとおり、小浜が拓の家に連絡した公衆電話はなかったが、幸先の良い滑り出しである。

定期バスに乗り込んで市街に出ると、東京では普段見かけることがない路線電車に出会う。物珍しい路線電車を横目に、帯屋町アーケードへ繰り出した。

きょろきょろと上を見回して「帯屋町1st」の文字を発見。泥酔したヤマオもここを歩いたのかな、などと考えながらアーケードを歩く。そして、忘れてはいけない「その人はね、お風呂で寝る人なんだよ」の台詞で有名な「KARAOKE SPOT CENTRAL」も見つけることができた。大人びた里伽子の姿を思い出す。

ここまでは順調だったのだが、ポポロ東宝がどうしても見つからない。周辺を2周くらいしたところで、ようやく持参したロケ地マップに「06/01 閉館」の文字を発見。余計な体力と時間を費やしてしまったと友人に怒られてしまった。

そろそろ腹ごしらえしようということになり、定食の他に、一品料理であるカツオのたたきやウツボの刺身を食す。やはり特産品だけあって美味い。

昼食後、はりまや橋もしっかりとデジカメに押さえ、追手前高校へ。事前に連絡しておけば中も撮影させて頂けたのかもしれないが、当然ノーアポである。教師らしき人も外にいたので、不審がられる前に、校門前から時計台を写して退散した。

高知城を観光していると、アニメでもお馴染みの高知弁が耳に入ってきた。アニメほどはなまっていなかったが、やっぱりここは高知なんだなと、友人と実感し合う。また、城門を出たところに舞台が設けられおり、地元グループによる「よさこい」が鑑賞できた。思わぬところで高知文化に触れることができて得した気分だ。

高知城から大橋通りを歩き、作家の氷室先生が訪れたという「くろそん」の外観を撮影。その足で里伽子が教科書を揃えた金高堂に向かう。想像していたよりも小さな書店だった。

これで高知駅周辺は一通り巡ったことになるので、予め予約しておいたレンタカー店に直行。いよいよ拓の家探しである。

県立五台山公園で一旦車から降りて町を見下ろすと、既に日も落ちかけていた。暗闇の中知らない土地を巡るのは難しい。急がねばならない。
「地図ではこの辺りなんだけど…」

周辺には当然、コインパーキングなど存在しない。月極駐車場らしき場所に無断で少々駐車させてもらい、薄暗くなってきた細い路地を歩いていると、見覚えのある景色が目に飛び込んできた。
「ここだ! 絶対ここだよ!」

思わず声が大きくなる。左手から右手に下る坂道。拓の家が目の前にあった。
尻ごみする友人を置いて、僕は門前を撮らせてもらおうと民家へ急接近。フラッシュを焚いて撮影した。

戻ってきた僕に「どうだった?」と恐る恐る聞いてくる友人。
「折角ここまで来たんだから、近くまで行ってきなよ」と友人に勧めると、それならば、と彼も意を決し、門前まで走って行った。
満足そうに引き返してくる友人。
「どうだった?」
「拓の家だった!」

お互いにすげぇすげぇ言い合っていたが、ここで騒いでは完全に不審者になってしまう。海きこの製作者たちは、よくこの場所をロケ地にしたものだと二人で感心し合いながら、黒崎家を後にすることにした。

残るは杜崎家坂道。実際の地理上では、自宅と少々離れた場所にある。
護国神社横の小道から坂を登っていくと、まさに拓が駆け下りていった坂が現れた。
「俺たちも駆け下りてみようぜ! ちょっと撮ってくれ!」

あのときの拓のように興奮状態だった僕らは、順番に坂を駆け下り、お互いの勇士をデジカメに収め合ったのだった。

ロケ地巡りも一段落したので、本日の宿泊先である桂浜近隣の宿に車を走らせた。が、興奮が冷めやらぬうちに「豚太郎(仁井田店)」を発見。ロケ地ではないものの、「豚太郎」は”再会”には相応しい場所だ。まるで高知が僕らを歓迎してくれているような、海きこの世界にどっぷり浸かることができた一日となった。


<2日目>

朝食を食べた後、桂浜に足を運ぶ。昨晩、宿に到着してから夜の桂浜を散策していたのだが、昼と夜では異なった雰囲気を持つ浜だ。しかし、なんて美しい浜辺なのだろう。砂浜の石でさえ美しく、人工の浜辺なのかと疑ってしまったくらいだ。

桂浜をぶらついた後、坂本龍馬記念館へ足を延ばす。2010年のNHK大河ドラマに坂本龍馬が取り上げられたことが告知されていたが、まさか主演が福山雅治になるとは、この時はまだ知る由もない。

再び桂浜に戻り、坂本龍馬の銅像を見物。「龍馬に大接近」という、龍馬像の横に階段が組まれ、龍馬の横顔を見ることができるというイベントが催されていたので、記念撮影。普段は下から見ることしかできないため、横顔を見ることができるのは珍しいらしい。

ここから、海きこの聖地とも言うべき土佐久礼を目指し、レンタカーで移動。到着は夕方という、時間帯はベストだったが、残念ながら天候は曇っていた。釣り人しかいない中、“あの場所”を探す二人。

「まさか…。あそこかな…?」
高なる胸を押さえても、自然と歩く速度も上がっていく。
堤防の先に見えるのは山だったが、キャプチャ画面と同じく、堤防の右側が少し段差で高くなっている。夢にまで見た景色が目の前に広がっていた。
「ここだよ…。とうとう俺たち、来ちまったんだ!」

友人が拓、僕が松野になりきって、デジカメで撮影することになった。携帯用の三脚は持ち合わせていなかったので、地面にデジカメを置きながら、四苦八苦の撮影である。やはり上手いアングルで撮影できず、辺りも薄暗くなってきたけれども、僕らの興奮は最高潮に達していたし、釣り人から「え、ここってドラマのロケ地なの? あ、漫画の。ふーん」と妙に醒めた目で見られても、その興奮が衰えることはなかった。

あの時、友人は拓であり、僕は松野だった。曇天のため、実際に夕日を見ることはできなかったけれど、僕らの目には、あの日拓たちが見た夕日が映っていたのだった。


<3日目>

思いのほか疲労が蓄積していた。前日、土佐久礼で海きこの想いに浸った後、宿泊予定だった四万十川近隣の中村へ向けてカーナビの指示どおり車を走らせたのだが、海沿いの山々を超えていく迂回ルートを延々と走ることになったためだ(25号線?)。思わぬタイムロスに体力を奪われていった二人がようやく中村に着いた頃、既に辺りは暗闇に包まれていた。

テンションダウンの状態で朝食のパンとコーヒーを胃に流し込み、早朝の四万十川に沿って上流へと車を走らせていく。予約していたカヤックに挑戦するためだ。曇天の中、小雨は降っているものの、これくらいの天候なら問題はないだろう。

カヤックの事務所に着くと、さらに上流まで車で移動し、川原で簡単なレクチャーを受ける。山間部をゆっくりと流れる四万十川は清流なのかと思ったが、雨天のためか濁々として透き通っていなかった。欄干のない橋が雨天時の光景を僕たちに想像させ、全国にその名を轟かす川の力強さを感じさせてくれた。

カヤックを終えてから近隣の店で鰻を食し、一路高知駅を目指した。実は飛行機の搭乗時刻ギリギリだったのだ。今度は市街地まで最短ルートである56号線を使い、友人が車のアクセルをぐいぐいと踏み込んでいく。

高知駅で何とかレンタカーを返したものの、そこから高知龍馬空港まで向かうためのバスがない。慌ててタクシーを拾って乗り込むと、友人が「タクシー使うことになるなんて、まさに『海きこ』だよな」と、ここでも海きこネタを忘れない。東京へ帰れるかどうかの瀬戸際なのに、ジャケットに顔を埋めた拓になりきった友人の姿を写真に収める僕もどうかと思うが、このときの僕たちは最後の最後まで「海がきこえる」を楽しんでいた。

羽田空港に無事戻った僕らは、「ひどい高知旅行になっちゃったわね」と無理矢理オチをつけて互いに笑い合い、別れたのだった。

この高知旅行の思い出は、僕らが年老いても拓や松野、そして里伽子たちと過ごした青春時代へときっと連れ戻してくれるだろう。心に残る素晴らしい旅になったと思う。


TOMO

海がきこえる in 高知  かっぱ  09.10.07



 
前触れもなく突然家族から高知旅行の知らせがもたらされたのは8月下旬のことでした。
まさか1年も経たぬ間に東京と高知に行くことができるなんて!!

これ以上の幸運はないと大いに喜び、1ヶ月前のその時から、心が弾んでいました。

9月18日夜、新潟発新大阪行きの寝台急行に乗り込み、目指すは南国・高知……。

翌朝、新幹線と特急を乗り継ぎながらようやく到着したのは、雲ひとつない日本晴れで出迎えてくれた高知という街でした。

降水確率0%と、2月の東京旅行(受験旅行)初日と同じく、太陽がガンガンに照りつけるとても良い天気に恵まれ、それまでの苦労(寝台急行が遅延したせいで新幹線と特急で痛い目に…)が報われたような気が(*^-^)


しかし今回私は、これまでファンの方々の誰もやったことのないことに挑戦しました。
それは、杜崎拓と同じ様なロードレーサーでロケ地めぐりを決行することでした。

実は現在、私は某大学のサイクリング部に所属しているのですが、今回は交通費の削減、というだけでなく、折角の高知気分を味わいたい、という理由でマイチャリ(ロードレーサー)でめぐることにしたのです。

ちなみに、先に松山を訪れる家族とは、4日目の夕方に合流するということで、それ以前の3日間(実際は4日間でしたが)は単独行動をとることができました。


高知駅ビル内のカフェで昼食をすませたあと、列車に載せてきたチャリとたくさんの荷物を、土佐電鉄でホテルまで運んでフロントに預け、チャリの整備をしていざ出発しました。

(ちなみに列車に自転車を載せて運ぶことを「輪行」と言います)

まず向かった先は、ホテルへ向かう電鉄からも見えた「はりまや橋」。
他県からは"がっかりスポット"と言われようとも、やっぱり小っちゃくていいじゃぁないかo(*^▽^*)o

そのあとは帯屋町へ。チャリでの商店街の通り抜けは禁じられているけど、まぁいっか。
夜にはアーケード街で「やぁっ〜ほ〜いぃ」なんてやってみたり。嘘ですけれど(笑)。

ただ、さっそくここで残念なことが二つ。当時のロケ地がガラッと様変わりしているところが!!!!
「カラオケセントラル」の外装(お店の看板も)が面影も残さないほどに激変していて、さらにははりまや橋近くにある「ラーメン豚太郎」が潰れて貸店舗になってた( p_q)

時代の流れには逆らえないとはいえ、やはりロケ地が変わってしまったり、なくなったりしてしまうのは、とても悲しいことですね。


次に向かったのは、追手前高校。実は事前のアポをとっていなかったので、無謀ながらもアポ無し訪問をしてみました。

アポなしなんでとても申し訳なかったのだけれど、快くも女性事務の方が、その方の立会と案内のもとでの撮影のOKサインを出して下さり大感謝♪

高校は授業始まっていて、生徒さん方も出校していたりしていたので、申し訳ない感じで校舎を回っていたのですが、今振り返って思えば「あぁアポ取ってここも撮影しておけば……」とか「この角度から撮っておけば……」とか「フラッシュもっと焚いておけば……」とか……。

なんか高校での撮影では、ほとんど後悔ばっかりだったような気が。

事務の方には、アポなしの怪しい人間を校舎内に入れて頂いただけでも大感謝なのに、お忙しい中で立会や案内もして頂きました。もう感謝の言葉がいくらあっても尽くせません。

次回撮る機会があるかどうかわからないけれど、また行くときはちゃんとアポ取ります(謝)。


まだまだ一日目の旅は終わらず、追手前高校からの流れで高知城追手門からの撮影を……。
えぇ〜っ!!! せっかく高知城まで来たのに、なんと天守閣が改修工事中!!! タイミングが悪いっ(泣)

でも、夜のライトアップされた高知城ももちろん撮影しておきました。アニメ放映当時よりも手前の雑木が伸びていて多少隠れていましたが。

天神大橋では、拓のようにロードレーサーであの坂を下ってみようとデジカメのセルフタイマー機能を駆使したのですが、なにせたったの10秒間なのであまり上手くいきませんでした。

私立土佐高校は校舎が最近になって新築改装されてしまい、当時の面影がなくなっていました。

なんか一日目からなかなか充実していたせいか、単独行動の残り2日を残して早くも疲れが……。ホントに大丈夫だろうか??


二日目もまたカラッとした陽気でした。最高気温は29度。連日もあっつあつでした(*^^)v
この日も自転車で朝から晩までこぎまくりだったで、筋肉の疲労が蓄積していました(*_*)

朝っぱらから高知名物である追手前通りの日曜市と土佐電鉄岸壁通駅、実写版の杜崎家をざっと見て、衣ヶ島と玉島を一目見るために中島さんに教えて頂いた場所に行ってみるものの、一向に島々を見渡せるポジションが見つからず。

地元の方に伺ってみると、数年前までは雑木が短く、丘の上から見渡せたそう。ロケ地がまた一つ減ってしまいました……。

精華園から望む小島を見た後に向かった先は、高知の一大観光地・桂浜!!!
渋滞に巻き込まれた車やバイクをよそに、その脇を自転車でスーッと駆け抜けるっていうのは、ホントに気分のいいものでした。

想像以上にきれいな砂浜と、勢いのある波しぶきにアッと息を飲むほどにその光景は圧巻でした♪
私の地元最大の観光地・鳥取砂丘よりこっちをおススメしたいくらい。これは地元への裏切りでしょうか???


その後も頑張って自転車をこいで、高知龍馬空港と西徳善八幡宮を訪ね、最後に向かった先は青柳橋と五台山。

護国神社すぐ横にある坂道と、山すそに建つ杜崎家を見た途端、感動で鳥肌が立ちました。
ちなみに隣家はいまだに売家でした(笑)。いつ買い手がつくのでしょうか?

全体的に時間の余裕のある日程を組んでいたため、五台山についてからは暇になってしまったので、堤防で一時間ほど寝てました(-_-)zzz

それでも夕暮れ時の堤防からの眺めは格別ですねぇ。これを久礼湾からみた眺めに構成したスタッフさんはすごい!

なんかこの日は今まで以上に自転車で大移動したのですごく眠かったです。翌日ほどではありませんでしたが。


三日目は晴れ時々曇りでした。それでも気温はなおな高く、汗ばむ陽気となりました。
午前8時21分の特急に乗車ということで、朝食と準備を早めに済ませ、急いで高知駅へチャリで走って輪行。

やって来たのは四万十川への入り口・中村駅。

多くの観光客でにぎわうなか、私は黙々と県道441号線に沿ってチャリをこいでいって、"かわらっこ"のカヌーや高瀬沈下橋をちょっぴり眺めてから、約40分かけて本来の目的地・勝間沈下橋へ……。

ここは西田敏行主演の人気映画『釣りバカ日誌14』の舞台となったところでしたが、もちろん『釣りバカ』目当てではなく『海きこ』です。

沈下橋を渡り、欄干のない橋の端っこに座り、四万十川の清流に足を浸し、カヌーの大群を見て、
色々な写真を撮ったりと、結局そこで30分以上のんびり時間を過ごしました。

ときはすでに13時半。さすがに自転車をこぐパワーも衰え始めたので、佐田沈下橋の近くにあるお食事やさんで、中島さんおススメのうな重をゆったりペロリとしたかったのですが……。

実はここからが波乱の始まりだったのです。


大型連休のせいで観光客が多く、すでに私の前には16人ものお客さんがおり、さすがの従業員も十分には手が回っていない様子。

空腹のなか30分以上待たされた結局、やっとうな重を口にすることができたのは、なんと土佐久礼行きの特急発車の40分前。

時間がありそうに思えて、実はそこから中村駅まではそれなりに距離があり、実際、発車20分前にやっと出発し、時速30kmオーバーの全速力で息ゼーゼーになりながらチャリを走らせたものの、中村駅の位置が分からず結果として特急に乗り損ねるという予想外の事態に……。

息が上がるなか30分悩んだ挙句、親と一緒に松山に行っている弟から電話で「地図では中村〜土佐久礼は30kmくらいだよ」との助言をもらい、それを信じて走り始めたのでしたが……。1時間経っても一向に着きそうにない。

その夜パソコンで調べてみると、なんとその距離65km!! 特急でも1時間かかるんだから、いくらチャリで25kmペースを維持したとしても、2時間以上かかっている計算に……。

あの時点で気付いててよかったもんだなぁ。

汗ダラダラになりながら、最寄駅に超特急で走っていって、乗り遅れないよう適当に輪行準備して、当初乗車予定の一本後の特急に乗り込みました。

時間と格闘しながら汗びっしょりになることは、今までの半生でもそうそうあることではないと思いました。


17時43分、たどりついた先は土佐久礼駅。
日が暮れないうちに急いで自転車を整備し、最終目的地の久礼湾の堤防へ……。

アニメでは堤防の先で主人公たちが久礼湾に沈む夕日を眺めているけれど、実際の堤防は湾の方ではなく陸の方を向いているので、夕日を見ているのには違いないけれど夕日は山の向こう。

まぁ、それでも日の暮れた後の堤防から見る海は神秘的で、(アニメでは)こんなところに1時間いてもホント飽きないだろうなぁ……なんて。


そっからがまた大変で、あまりにもうっとりし過ぎていたために、帰りの特急の時間まであと10分に迫ってようやくチャリをこぎ始めたのですが、土佐久礼駅の位置が暗くてよく分からなくなってしまい、オロオロしてようやく駅に到着すると、なんと出発4分前!!!

大量発汗で適当に輪行準備を済ませてホームに駆け込み、何とかセ〜フ(*_*;

昨日の時間のあまり様から一変、今日はまったく余裕のない慌ただしい一日でした(+_+)
ちなみに、家族と合流した四日目以降は、家族とともに再び桂浜を訪れたりしました。

しかし、徳島県の大歩危・小歩危に向かいつつそのまま地元に帰省することがわかり、そのときになって、高知城本丸正殿と天守閣から望む高知市内を撮影できなかったことを悔やんでなりませんでした。

高知に行くことなんて、そう滅多にあるもんじゃないのに、重要なシーンの写真が撮れなかった……。


多少の後悔があったものの、なんだかんだ言って、当初目的である『海きこ』のロケ地巡りはほぼできました。

今回の五日間もの長期旅行で、いろんな観光名所を散策し、いろいろな人に出会って、そしていろんな思い出ができた、ってのが、一番よかったんだろうなぁ……と思いました。

機会があればもちろんまた高知に足を運んでみたいと思います。


海がきこえる in TOKYO  かっぱ  09.03.09

 
 
2月9日の夜。
私大受験のため、直前まで岡山にいた私は、その疲れにかまってもいられず、次なる東京の私大受験とロケ地めぐりのため、地方都市から、特急と寝台列車を乗り継いで東京へ…。

翌2月10日朝7時、憧れの東京へ到着!!
過去三度と東京へは行っていたものの、やはり一年ぶりの東京へは、男単身で寂しい……。
右も左もわからず、朝食を食べるのも遅れ(東京駅は食べるものがあまりない!!)、大丈夫かなぁ、と心配ばっか(;´д` )


東京駅から中央線で新宿駅へ、そして小田急でまずは憧れの成城学園前駅へ!!
(重い荷物もあったので、この日は新宿散策を断念)

ちなみに、アニメ公開当時は橋上駅舎だった成城学園前駅が、2002年3月末から6月中旬にかけて上下線ともに地下化されてしまった事実を、地元を立つ数日前に知りました。橋上駅舎の駅を見られないことを大変残念に思いました泣
それでも、成城学園前駅に着いてみると、なんだか成城のあの雰囲気だけは感じ取ることができてほっとしました(^-^ )
 

先に、南口にあります、これから4泊5日する学生寮を訪れ、挨拶をすませた後、荷物をおろし、居ても立っても居られないこの身は、「海がきこえる」の舞台となった北口のほうへ……。

この日の東京は降水確率0%(だったと思います)で、カラ天気で、まさに散策日和!!!
北口を出て数分で、まずは里伽子の父が住んでいるという設定のマンションへ(((((^^)
外装はまさにアニメに出てくるマンションと瓜二つ!!!内装はやっぱりまた別でしたが、やはり外装を見ただけで感激しちゃいました…。

いやぁ、やっぱ成城はいいなって思ったのが、時期的に満開の桜を見ることができなかった桜並木通りでした。
春になったら満開の桜並木道を歩いてみたいなぁ、なんて憧れを抱いてみたり(笑)

次なる拓と里伽子が歩いた坂道に行きつくまでにかなり歩いたのですが、当初はなかなか見つからず、疲れ果て困り果てましたが、なんとか辿り着きました(;´▽`A``

やっぱりこの坂道を見ると、なんだかアニメの世界がじんわりと浮かんでくるようでした。
カメラのシャッターを何度も押しまくるくらい感激しましたV(^-^)やっぱり、もう何回でも行ってみたいスポットです♪

しばらく桜並木通りを歩いてから、学生寮に戻ったのですが、
東京初日のこの日、かなり歩いていたので軽い関節痛に…。しかもあまり腹の具合も良くなく……。
さらに、翌日の私大受験を控えていたにもかかわらず、かなり遅めの就寝で熟睡zzz
 
 
2月12日の朝。
前日の私大受験を終えてほっとしていた三日目には、受験から気持ちを切り替えて、東京ロケ地めぐりを本格的に行いました(≧ ≦)Ω

この日の天気も晴天!!
学生寮を出る前、暖かい陽気だったのでジャケットを着まいと思って外にでましたら、案外朝は寒かったので、かなり歩いてから考え直して結局取りに帰りました(^_^;)

そのくせ、最初の目的地・新宿に向かう小田急急行の中は通勤ラッシュとかぶって超満員!!!
私にとっては久々となる満員列車を体験しましたが、やはりその時とは違って、暑苦しいのなんのって(*_*)

やっとの思いで新宿に着くも、第一の目的地、小田急の乗り換え改札がどこにあるかわからず、右往左往したのち、やっと見つけてシャッターを切ろうとするも、通勤客とのタイミングが……。

カメラを据えて待っているのも恥ずかしいので、脱ぎ捨てたジャケットの中に隠し持って(こっちの方が怪しいか……)、

納得できる写真が撮れるまで、実に五分くらい待ちました。よくよく考えると、その時の撮影場所と実際の場所が違っていました(;´д` )


小田急改札からしばらく歩いて、すでに疲れて果てていた足で「歩く歩道」を早歩きし、東京都庁の見える中央通りへ(((((^^)

まず眼中に入ってきたのはなんといっても、日本が誇る世界有数の建造物、東京都庁でした!!!
そしてその横には、拓と里伽子が泊まった、ハイアットリージェンシー東京(旧称ホテルセンチュリーハイアット)が!!!!

やはり実際に見てみると、感激ものでした…。アニメそのままの形で目の前にあるなんて……。

まずは東京都庁第一庁舎をパシャリとしてから、住友ビル横から、ハイアットリージェンシー東京を何枚も何枚もパシャリとしてから、主人公が散歩した歩道(駅方面から都議会へ向かう中央通り上)、新宿高層ビル街案内地図、主人公が散歩した都議会横のモニュメント、都庁南口の雑居ビルとホテル(パークハイアット東京)など、数々の重要拠点を散策しましたv(^^)v

その度に、周りの者からはちょっと怪しまれながら、それでもやっぱりあの世界に浸れると思うと、
何度もカメラのシャッターを押さずにはいられなくなってしまうんですよね……。


しばらく新宿を歩いていて、やっぱり行かなきゃ損するだろうと思い、寂しい独り身にとってはかなり恥ずかしいですが、都庁展望台(南北ともに)へ上がってみました!!!!

「いやぁ、やっぱり東京の眺めは最高だなぁ…」そんな感動の溜息をもらしながら、東京を「360度」眺望してみました……。

そして新宿散策の最後にはハイアットリージェンシー東京の内部へ潜入!!!
広くて豪勢な造りのロビーを見ただけでも圧巻でしたw(°o°)w
「こんな豪華なホテルに拓と里伽子は泊まったのか!?」と、あまりの優雅さにビックリしてしまいました笑
しかし、宿泊客や従業員、警備員から、カメラを提げている男は怪しまれるだろうなぁと思って、ホテル内にあるBoulogne(ブーローニュ)の撮影は断念。やっぱ今思うと残念です(>_<)


余裕をもって朝9時半には学生寮を出たつもりだったのに、
再び新宿駅に舞い戻ってきたころには11時半を過ぎていました。
「あぁ新宿に2時間もいたんだな」とか思いながら、続いて石神井公園へ……。

石神井公園にある拓の下宿先のアパートが現存するならば、
ぜひ見に行きたいということで、西武池袋線に乗って石神井公園駅へ。

中島様の情報では「西武池袋線・石神井公園南口を出て徒歩約5分の石神井公園ボート乗り場近くに建って」いる、
ということでしたので、石神井公園周辺をウロウロとしてみたのですが、全く見当たらず…。
地元の方二人ほどに聞き込み調査をしたところ、ようやくその場所を特定し、感激のあまりパシャリ!!!
なんか石神井公園周辺を歩き回りすぎて、もの凄い疲れちゃいました(×_×;)


それでもやっぱり天気のいいうちに回っておきたいということで、最重要ポイント・JR吉祥寺駅へ!!!
最初、新宿からの中央線で到着した時は「うわっ、ムチャ人多い!!!」とか、「人をはばかりながら、撮影できるかなぁ」「視線がムチャ気になるなぁ」とか思いつつ、それでもここに来たからには!!という根性で、フィルムブックを元に、パシャリパシャリと(これもまた利用客とのタイミングが難しく、結構大変でした汗)、自分の満足がいくまで撮り続けました……。
 
やっぱりここ吉祥寺はとってもいいところですねV(^0^)


結局、東京ロケ地めぐりはここまでで、学生寮に戻るとすぐに太ももに湿布を貼って、
翌日以降、大変なことにならないようにと、注意を払いながら就寝zzz
 
そしてその2日後には、たくさんの思い出と撮りためた写真を携えて、東京を後にしたのでした……。
東京ロケ地めぐりもいいけど、やっぱり今度は誰かを誘って高知に行きたいなぁ、と帰りの寝台車の中で思いに耽る高校生でした(笑)


なんだかんだで、ゆずしぼり  矢嶋  07.03.10
 
 8/26念願の高知旅行。飛行機に乗るじたい2回目なのでドキドキ。しかしあっという間に高知龍馬空港に到着。それだけでもう興奮。

  まず空港を激写。ロビーが変わったというのは聞いてたけど、実際に違うのを見ると少しがっかり。そしてバスに乗って高知駅へ。

  う〜ん、まだ実感がわかない。というわけでまず帯屋町アーケードに行くべし! てくてく歩く。このへんかな? ここかな?ふらふらしていてふと見上げると「帯屋町」の看板が!ファーストインパクト!

  来たよ!僕来たよ!海がきこえるの舞台に!高知に!来たんだよ!震える手で看板を激写。


  追手前高校の校舎見学のアポは13時過ぎ。とりあえず昼飯だ。ひろめ市場でやっぱり「かつおのたたき丼」を食らう。「あれ?おいしいけどさ。普通だな・・。家で食ったことあるような味じゃん」う〜ん少し期待はずれ。まあいいや。


 さあ追手前高校だ。地図を片手に歩く。すぐに時計台が見えた。セカンドインパクト! 「・・・・・・。」言葉にできなかった。やべっ泣きそうだ。また震える手で激写。門の前まで来る。やべっちびりそうだ。入りま〜す。サードインパクト!入ってすぐ目の前にあの階段が!ウルウルウルウル。

 しかしこのままじゃ怪しいので、約束していた事務室をノック。女性が出てきた。「あの〜学校見学のアポを取っていた矢嶋と申しますが、○○さんでしょうか?」「あ、はいはい!○○ではないですけど、話は聞いております」となにやらメモも書いてクビにぶら下げて校舎見学。2階には行けないという規制だけ受けて出発。

 激写、激写、激写。たまにすれ違う生徒たちが「こんにちは」と声をかけてくる。素敵だ。

 体育館そばで男子生徒たちがたむろってたので話かけてみた。なかなか土佐弁をしゃべってくれない。「今の子達って土佐弁しゃべらないの?」と聞くと。もうほとんど標準語らしい。

 そしてこの学校に来た理由を話すと「海がきこえる」を知らないという。びっくりだ。ここが舞台になったんだよ。と伝えると「ホントですか!?今度観てみます」とのこと。

 というわけで記念に生徒たちを激写。とにかく校舎の雰囲気がたまらない。こんな学校で青春の時間を過ごせる生徒たちが本当に羨ましい。生まれ変わったら絶対高知に生まれ育ちこの学校に入学してやる!と思った。

 さて次は杜崎家へ行こう。タクシーで護国神社まで行き、地図を見る。微妙に分からない。中島さんの文章による道案内メールを携帯に転送してあるやつを読みながらてくてく歩く。

 お!この階段!カニいるし!近いぞ!カニを激写。階段を降り右へ行き、ん?と、右に振り向く・・・。おそらくここへ訪れる人たちと同じようにしたであろうモーションで、同じように発見したであろう角度で、そして同じように体が固まるような現象を起こし、きっとみんな心で、いや実際口にしたであろう「・・・あった・・・。」

 フォースインパクト・・・。本当にあるんだ・・・。震えた。半べそかいた。普通の民家なので少しもうしわけなさそうに激写。言葉にできないという言葉しか出てこない。来てよかった。高知へ来てよかった。中島さん本当にありがとう。感謝の気持ちでいっぱいです。と思いながら名残惜しそうにしてその場所を離れた。

 次は高知城。歴史に興味はない。でも城なんて初めて。激写を繰り返し、頂上へ登り、ちょっとマッタリ。降りてきてコーヒーを飲みながらマッタリ。夜の高知城まで時間が有りすぎる。どこへ行こう。天神大橋も行ったし。つーか雨降ってきたし。とにかくアーケードを攻略しようと戻る。

 なんか聞こえてきた。誰か街頭で歌ってるのかなと思い人ごみへ。お!踊ってる! ヨサコイってやつだね。ラッキー。なんかこういうの見ると旅行へ来たという実感が沸く。異文化って感じで良い。とにかく歩いた。

 少し早い飯を食うかと探す。酒は飲めない。店は絞られてくる。でもなんか面倒くさくなってきた。でもなにか高知っぽいものを食わなければ。と居酒屋赤とんぼで鯨定食とゆずジュースをいただく。なんか普通の肉だね。でもゆずジュースうま〜。

 一休み。撮っておいた写メを友人たちへ送信。は?なんで高知?なにしてんの?という返事ばかり。返信はせず友人たちに謎を残し夜の高知城へ。

 もちろん同じアングルで激写。あのシーンがフラッシュバック。あのセリフがリフレイン。誰もいない階段を登りちょっとひんやりな雰囲気を楽しむ。

 戦いとかあっていっぱい人が死んだんだろうななどと考えたりして少しその少し怖い高知城を楽しんだ。もともと体力はない。疲れた。ホテルを探しとりあえず風呂。

 夜景を楽しむかと窓の外を見ていると視界の隅に光が。!?え!?うそーん!花火でした。打ち上げ花火です。見れちゃうんだ・・。ここへきて花火見れちゃうんだ・・。ありえねー。そんな奇跡ありえねー。

 俺の人生悪くねーなどと大げさすぎる言葉を吐きながらニヤニヤして花火を見ておりました。残念ながら写真に納めることはできませんでしたが。就寝。



 8/27。目的地は土佐久礼。その前に日曜市。あぁ異文化。なんて素敵な異文化。ヒットはレモン水。どこにでもありそうな味だが、ここでしか味わえない味って感じがした。そろそろ電車の時間なので高知駅へ。

 車内で景色を楽しみつつ土佐久礼駅へ到着。田舎だ!すげー!駅ちっちゃ! 地図を見ながら久礼港を目指し歩く。田舎だ。素敵だ。

 途中のところてん屋で、つーかこれ店?というような店でところてんを食らう。うめー!シンプルイズベストとはまさにこのことだね。ごちそうさま、いくらですか? と聞くと。100円と言われ、は?と聞き返してしまった。田舎だ。素敵だ。

 そして港には意外と早く着いた。おおお〜。ラストインパクト・・・。激写。とりあえず激写。ひととおり激写したあとにゆっくりと肉眼で楽しむ。海を眺めながらiPodで海がきこえるのサントラの「海がきこえる」をリピート。

 あんときまで気づかんかったわ、お前が武藤のこと好きやったこと・・・などと夕景色ではないけど、拓と松野になりきり海を眺める。そこで僕は1時間過ごしたあと、嘘です。30分過ごしたあと、海を背にして歩いた。

 電車に乗り高知駅まで戻り、時間が空いたのでまた日曜市を30分ほど楽しんだあとバスで高知龍馬空港へ。名残惜しい・・・。もう帰らなくてはいけないのか・・・。また来よう。また高知へ来よう。そしてこのセリフを言うんだ。「高知よ!私は帰ってきた!」
(オチハガンダムネタカヨー)


海がきこえると私  山崎 泉  04.01.27


 海がきこえると私

 みなさま。私は以前海がきこえるのサイトを細々と運営していたものです。

 今もweb上にデータは存在するのですが、PCのサイトのファイルが消滅してしまいまして…。そのため中島さんのご厚意に甘えてこちらで語らせていただくことにさせてもらいました。中島さん、どうもありがとうございます。

 さて……初めに謝っておきます。長いです。ごめんなさい(笑)。しかもいろいろ渡ってます。「ロケ地の感想」になるのかわかりませんが…。形だけでもそうなるように(おーい)まずはロケ地の話から…。

 ロケ地、というか、高知ですけど、何度か行きました。もーろくしてるので日付とかあんまり思い出せないんですけど、やっぱり月並みに作品の景色とか同じものを見れたときは素直に感動しましたね。

 おおあの校門だよ!マジで山尾のあの道だよ!という(この表現もどうかと思うが…)。高知の町は歩くだけで「ああこの景色も!」とドキドキして幸せになれました。こんな経験普通ないですよね。


 印象深いのは、四万十川で泳いだことです。

 中村の駅前でレンタサイクルを借りて佐田の沈下橋まで行ったんですけど、橋の真ん中で(あまりに絶景だったので)写真をとろうとしたんです。欄干のない沈下橋でチャリを(つい日常の癖で)「道端に」停めて。そしたら次の瞬間、測ったように突風が吹きやがりまして、チャリが倒れてカゴの中のバッグが四万十川に流されていきました。

 今では、アニメージュ版で溺れかけたエミちゃんを助けるためにメガネを落としてまで四万十川を激泳する松野の気分が少しだけ味わえて、お得だったかなと思ってます。少し。


 ロケ地探しについては、それほど語れるものがないのですが、ひとつマニアックなところを。

 「U」の冒頭の鰻が、もう読むたびに食べたくて食べたくて食べたくて(私だけ?)絶対探し出して喰ってやる! とずーーっっと思っていて、小説の文章や観光ガイドを手がかりに件の店を(現実に存在するかわからないのに…)血まなこになって検証し、それらしいところをほうぼう電話して確認して、ようやく、「ここだ!ここしかない」という確信が得られるお店につきあたりました。

 で、次に高知を訪れたときには絶対に行ってやるぞ! とひとり決意してたら、すでにそこは、中島さんが探し出されていたのですね(笑) この人には勝てない…と思った一瞬でした。


 話は変わって、小説の感想など。「海がきこえる」のマジックとして、読んだひとにリアルな共感を呼び起こすことはよくいわれますが、それは何なのか……。いろいろ考えて至ったことなのですが、これって、小説の構造に負うところが大きいのではないかと思いました。

 文庫版のあとがきで岡田惠和さんが語っている「ディティールの積み重ね、それにひっかかって自分の話になってしまう」というのも大きいと思っていましたけど、それだけでは説明できないなにかがあるのでは?とずっと思ってきて、少し得心できたのが「保留構造説」というものでした。

 氷室さんが「海がきこえるCOLLECTION」においてご自身で語られているように、「海がきこえる」は「すべてについて保留つきの世界」です。

 氷室さんは、主人公の拓に、里伽子や知沙といった他者の感情はもちろん、自分自身の気持ちについてすらも、物語を動かしていくために都合のよい、ありがちな「(作者=神の視点からの)俯瞰的な理解」をあえて与えずに、どっちともつかないその場限りの結論(これが氷室さんいうところの「保留」ですね)を許すにとどめて、「里伽子は考えているのはこういうことだ」というふうに拓が「理解し切る」ことはなく(拓が他者の感情に関して「断言」している箇所はいくつかあるが、それらはあくまで拓の「その時の」感情の動きを表すために使われており、小説を通じての「(結論的な)断定」の効果にはなっていない)心になにかしらひっかかりを抱えたまま、それでも物語は、世界は淡々と続いていく。これが「海がきこえる」の基本的な構造になっています。

 でも、現実ってそれがふつうですよね。生きていくうえでは、他人の考えていることはもちろん、自分の考えていることだって明白に割り切れないことがほとんどで、でもみんなそんな不安定な、どっちともつかない、ときとしてアンビバレンツな状態の中で、「今」を生きるためにバランスを取って歩いている。それが、この小説では読者がそんなことをいちいち気に留めないくらい当然のように描写されていて、それが読者の共感をもはやサブリミナルなレベルで刺激しているのではないかと。

 で、それが作品の舞台の徹底した取材とともに「海がきこえる」を「リアル」に構造として落とし込んでいるのに加え、もうひとつの仕掛けとして、拓に「表層レベルで効果的に」かっこ悪さを出させている演出が共感の元にあると思います。たとえば、拓って里伽子にハメられたり、松野に遠慮したあげく殴られたり、知沙に対して無力だと感じたり、田坂さんのアパートでうまく座持ちができなくて情けないとか思ったりしていて……。

 ここで読者は感情移入ができるんですが(安西おばァのシーンとか、もろそうですよね)これって、「ハメられた」「殴られた」という形、表層だけをとってみたらかっこ悪いのに、むしろこういった「一見かっこ悪い」拓の経験に憧れを抱いた読者は多いと思います。そしてこの齟齬は何のためかというと、表層の「かっこ悪さ」はあくまで表層であり本質ではなく、重要なのはその裏にある「拓のヒーロー性」だからです。そしてその拓のヒーロー性とはつまり、若いときにしか、もっといえば、「そのときにしか」できない感情の動きとか経験とか失敗とかをきちんと重ねて(その結果成長して)いくという、現実にはとても困難な行為を次々と行っていることです。

 ただ、この意味で拓は「勝ちすぎて」いますので(笑)その過程を単純に見せてしまうと現実離れしすぎて読者の共感が得られません。そのため、「読者に嘘臭く感じさせないために、かっこ悪さで臭い消しをする」という重層的な演出が存在します。そしてそれこそが、氷室さんがかけた「かっこ悪いところをかっこ悪いまま出す、それがかっこ良く見えるマジック」なのでは……と思います。

 「海がきこえる」って、とても受け入れる間口が広い作品で、その魅力もほんとうに人によってそれぞれだと思います。私にとってこの作品は、あるとき自分の大部分でした。

 今ではそんな時期も通り過ぎてしまって、それはやっぱりすこし寂しいですけれど、ふと思い出したように小説を読み返したりすると、また違ったところに気がついたりして、改めて、「海がきこえる」って……と立ち止まって考えてしまいます。


高知旅行の思い出 ごっきゅん 03.09.01


 もう二年も前の話になるのですが、高校時代に見た「海がきこえる」のロケ地巡りをしたくて「ロケ地などが書いてあるホームページ無いかなあ」と、探していた時にここを見つけ、早速、友達T君と一緒に行く事にしました。

 放映当時、高校一年(年がばれた^_^;)だった私は、いつか高知旅行に行きたくてたまりませんでした。ビデオにもたまたま録画していたのですが、リアルタイムで見終わった後のなんとも言えない気持ち良さ、すぐに親友T君にも貸して「絶対見ろ!」と薦めました。

 ・・・そして2001年9月6日、8年越しの願いをかなえる事になったのです。私は神奈川の横浜に住んでいるので、飛行機で高知まで行く事にしました。・・・しかし、高知行きの飛行機は「運転を見合わせております」・・・少し経ち、「一応飛びますが、羽田に戻ってくるか、高松に着陸する場合もあります」などと言う感じで、はじめから天気にたたられた旅行になりました。

 なんとか高知について初めて見た物・・・「雨」
 なんとか高知について初めて買った物・・・「傘」

 大丈夫かな・・・と思っていましたが、雨はずっとシトシトふっている感じでした。当日のニュースは「高知西部、台風被害、床下浸水」とかでした。

 初日は18時頃ついたので、帯屋町、ひろめ市場、金高堂、高校の門、ポポロ裏、セントラル・・・と高知市内の大体は回ったと思います。夜には小西湖に行って、かつおの叩きと、ホルモン八丁味噌炒めを食べてました。とてもおいしかった・・・。


 二日目も雨が降り続く中、レンタカーを借りて、拓の実家、桂浜、久礼湾をまわりました。迷いながらも拓の実家にたどり着いたときは、正直寒気がするほど感動しました。そして、久礼湾・・・雨がちょうどやんでいたのでフナ虫を避け(笑)、堤防に向かいました。堤防はとても時間がゆっくり流れていました。

 夜、ホテルについてから外に出て、ブロッコリー(今は芋男爵?に名前変更?)というところで夕食をとりました。若い人たちが行くところみたいで、カクテルやポトフなどがありました。そして、高知城に行きました。ライトアップされた高知城・・・感慨深かったです。さらに雨が降っていたからこそ見れたのですが、ライトアップされた高知城に虹が掛かって見えました。夜の虹・・・。この時ばかりは「雨が降って良かった」と喜びました。


 三日目は、お昼から大丸でアイスクリームを食べた後、追手前高校の文化祭に行きました。文化祭のサブタイトルは「興奮の坩堝」でした。人がたくさんいましたが、気兼ねなく、隅々まで回る事ができました。生徒たちの元気が良くて、自分たちもここに通っているかのような錯覚もしました。校庭では、実験部がロケットを飛ばす実験もしていました。

 勢いが止まらなかった僕達は意味も無く高校の美術室までビデオに納めてしまいました。(美術部員がいて「すいません、中を撮らしてください。怪しいもんじゃないんで・・・」と断りましたが、今思えば、とても怪しかった・・・w。 )

 茶道部に行き、お茶とお菓子をいただきました。先生もいてかなり緊張したのですが、受付の女の子に僕たちはどうしてここに来たかを説明したらびっくりしていました。その子はドラマの方は知っていましたが、アニメの方は知らなかったらしく、薦めておきました(w)。浴衣姿がとてもかわいかったです。ただ、残念な事に、里伽子のつるし上げは見られませんでした(w)。

 夕食はひろめ市場でとったんですが、その時に地元の女の子達と話す機会があり、いろいろ話しました。高知弁についてもいろいろ聞いたのですが、「海がきこえる」で使われている高知弁は年配の方が使うことが多いようです。拓や松野は年寄りくさい??

 そして最終日・・・馬鹿っ晴れでした(−д⊂)お昼ごろ高知を出たのですが、夕方、横浜に着いたら・・・土砂降りだった・・・。

こんな感じでした。機会があれば、ぜひもう一度行きたいですね!こんどは雨じゃないときに。



Second impression of Kochi まさみてぃ 01.09.02


 Second impression of Kochi
 
 僕は今年の春、友人と二人でこのホームページを頼りに高知のロケ地巡りをしたので、今回で2度目の高知旅行。
 
 8月7日23時40分、僕は、出発2週間前に切符が奇跡的に取れた高松行き夜行列車「サンライズ瀬戸号」に乗り込みました。取った座席はちゃんとした寝台ではないのだけれど、毛布が一枚あって横になれる、と聞いていたので高松までの道中はぐっすり眠っていくつもりでした。だけど、その寝床の硬いことと言ったら・・・。結局高松までの8時間中、2時間も眠れませんでした。隣のギャルはうらやましいぐらいぐっすり寝ていましたが。
 
 8月8日7時26分、高松に着き、高知へ行く特急に乗り換えました。終点が高知のもっと先なため、乗り過ごすのが怖くてここでもあまりねむれませんでした。しかし、電車に揺られること2時間、念願の高知に着いてしまうと眠気はもう吹っ飛んでしまいました。

 中島さんが高知の夏はハンパなく暑いと再三おっしゃっていましたが、電車を降りたときは「そうでもないんじゃ・・・」と思いました。でも駅を出てすぐに、やはり中島さんの忠告は正しかったと思い直すんですけどね。とにかく、日差しが強かった〜。
 そして駅を出てホテルに荷物を預けた後、僕は約5ヶ月ぶりとなる高知の街を見てまわりました。まず、お気に入りのひろめ市場で自分の高知到着を祝い一人でビールで乾杯し、昼食をとりました。

 そのあと追手前高校に行き、外観を撮影。僕は実は春に追手前高校に来たとき、事務室に乗り込み校内の見学の許可をもらって、校舎内は一通り見ていたのですが(ええ、もちろん女子トイレも撮影しました)、このときまた外観だけでは満足できなくなってしまい、春に続き再び校内へ入って行きました。もちろん黙って見て回っては怪しい人なので、事務室へ行き見学の許可をお願いすると、担当の方が来てくださって、案内してくれるようでした(春のときは自分達だけで見て回ったのですが)。

 ただ、残念なことにその方が忙しいようで、一階の教室や階段を案内されて校舎内見学は終了。でも、よさこいのためなのか校内はかなりあわただしく、本来なら門前払いでもおかしくないような状況でした。それでもフラッと現れた怪しげな人物にもこうして案内していただいたことにはただ感謝感謝です。


 高校を出てからはウォークマンでサントラを聞きながら、あてもなく帯屋町をブラブラして過ごしました。

 8月9日、この日は中島さん、アルテミスさん、ogaさんと合流しみんなでロケ地巡りです。
 まず初めは高知城。お城を上る前に、城門の前にある売店で中島さんに「ひやしあめ」をごちそうになりました。たしかに、冷やした飴(液体)なんですけどショウガがきいていてさっぱりしているんですよ、疲れた体にはもってこいですね。お城からは市街を一望できました。

 ひろめ市場で昼食をとったあと、桂浜へ。アイスクリンを食した後、今度は五台山へ向かいました。まずは五台山の展望台へ。高知城からとはまた違う街の景色をしばし堪能し、下山。春には見つけるのに苦労した杜崎家も二度目とあらば、もう完璧でした。ただ、ここで思わぬ出来事が。なんと撮影中杜崎家の住人と思われる方と遭遇したのです。結局何も言葉は交わせませんでしたが、話し掛けてみたらよかったですかねぇ?

 そして、タクシーではりまや橋まで戻ったんですが、このタクシーがまたとんでもないタクシーだったんですよ。なにがとんでもないかっていうと、前が渋滞しているのを見るやいなや突然片輪を歩道に乗り上げて、車の列の横をぐんぐん進んでいくんですよ。歩道をですよ!ウィンカー出さずに突如曲がったりするし。びっくりして、こんなことしていいんですかって聞いたら、「ああ、俺ぁいつもこうだよ」ですって。SEGAも真っ青、まさにクレイジータクシーでした。

 夜は、よさこいの前夜祭を見たあと、待望の地元の方々との飲み会でした。場所は居酒屋「かんざし」。ここではまず、かつおをはじめ、料理がとてもおいしかったです。そして女将さんは気さくでおもしろい人でした。高知にはなにやら「ご返杯」という乾杯の仕方があるようで、それは相手の注いだ杯を飲み干し、また相手に注ぎ返す、というもの。地元の方がぐいぐい飲むのを見て、やっぱりこっちの人は強いな〜と感心してしまいました。

 そうそう、このとき僕は甚平を着ていたため、地元の方には「甚平」と呼ばれ、「まさみてぃ」という名は忘れさられてしまいました。「かんざし」を出たあと、「小西湖」という中島さん行きつけのお店へお供させてもらいました。ピーマン飯、酒盗は実に美味しかったです。


  8月10日、この日は別行動だったので、追手前高校前の観覧席で僕は一日中よさこい見物をしました。仙台にもよさこいはあるのですが、やはり本場は質が違います。地方車からの大音響と、それにバッチリ合わせた踊りを目の当たりにすると、全身ゾゾゾッと鳥肌が立ってしまいますよ。

 そして夜は「極楽とんぼ」という居酒屋で飲み会。ここはいつもいっぱいで予約すら難しいというお店。たまごステーキ美味しかったです。やはり甚平着用で。

  8月11日、この日は大丸のアイスクリーム屋へ行き、アルテミスさんと天神大橋、土佐中・高を見て回りました。土佐中・高でも事務へ行き見学の許可をお願いしたのですが、NGでした。やはり私立となると管理が厳しいのでしょうか。ただ、外から見た限り、あのような更衣室は見当たりませんでした。

 そして、中島さんが帰ってしまうため、空港までご一緒することに。空港は予想よりもずっとこじんまりとしていました。中島さんを見送ったあと、アルテミスさんと吉川村役場前の道路の撮影。フィルムブックと同様に信号が青のときに写真を撮りたかったので、相手が写すときはお互いに相手の写すタイミングに合わせて信号機のボタンを押す、なんてバカみたいなことまでしてました。

 さらにあきれることに、帰りのタクシーがなかなかつかまらなかったので、冗談で親指を立てたら、その瞬間軽ワゴンが止まるではありませんか。一瞬こっちがあせってしまいましたが、お言葉に甘えて空港まで乗せてもらいました。運転手のおっちゃんとは握手をしてお別れ。


 その後アルテミスさんと彼が帰る時間までアニメ・漫画談議に花を咲かせました。これで僕はまた一人になってしまいましたが、夜は地元の踊り子の方の飲み会にひょっこりと参加させてもらいました。飲み会の後半、いろいろなチームの方がその場で踊りを披露してくれたのには感動でした。甚平着。

  8月12日、お土産に酒盗をたんまり買い、「せいろ」といううなぎ屋で食事をして、ついに高知ともお別れ。特急と新幹線で無事帰宅。

 今回は2度目ということで、ロケ地はもちろんですが高知そのものを楽しむことができました。特に居酒屋の料理のおいしいことおいしいこと。中島さん本当にありがとうございました、このツアーに参加してほんっとうによかったです。ぜひ来年も!

注:甚平は3着持参したので、前の日と同じのを着たなんてことはありません。


高知ロケ地の感想  アルテミス  01.08.26


 8月8日夜8時、新宿から高速バスにのり高知へ 3列シートのバスに乗れましたが、シーズン中なのか利用客が多くバスが4台出たそうです。4列シートのバスに乗った利用客もいたそうです。予約したのが早かったからなのか僕は往復とも3列シートに乗れました。3列シートの乗り心地は抜群で12時間乗っていても疲れなかったです。しかし発車2時間後(夜10時)に消灯、さすがに眠れず酒を持ち込まなかったことを後悔。利用される方、酒は必需品です。車内トイレ有り。 以上 小田急バスの宣伝でした(笑)
 
 朝7時20分はりまや橋到着。中島さん、まさみてぃさん、ogaさんと合流するまでに、帯屋町、カラオケセントラル、大橋通り、高知城、追手前高校、土佐中・高校、天神橋を見て写真撮影。

 3人と合流後、高知城に登り景色を楽しみました。桂浜に移動、ここで海を見て本当に高知に来ちゃったんだなと実感、もちろんアイスクリンを食べました。

 五台山に移動、坂道を下から上から撮影。拓みたいに駆け下りようと思ったが、転んだら大ケガしそうなので断念。そして念願の杜崎家へ、本当にあるんですね〜 ビデオで見ていたのと同じでした。


 感動そっちのけですぐさま撮影、しかし途中一人のサラリーマンがこっちを見ながら微笑みながら通っていった。ヤバイと思い慌てて隠れたが行方が気になる、顔を出してサラリーマンを目で追うとそれに気づいたのか、またこちらを見て微笑みながら杜崎家に入っていった。

 それにはビックリ!! 杜崎家の住人だったなんて!! でもなんで微笑んでいたのかな? ファンがよく来るのかな? 夜は高知城、カラオケセントラルの撮影。ライトアップされた高知城、電気の無駄ではないと思いました。
 
 高知2日目は「お風呂で寝る人?」さんの情報により、朝5時前に起き持参したラジオで「ラジオの王様」を生で聞きました。正確には5時の時報の前、4時59分でした。もしかしたら毎時間時報の前に流れるのかなと思って、各時間時報1分前からラジオを聞いていたのですが、「ラジオの王様」は流れませんでした。やはり1日1回でした。

 「お風呂で寝る人?」さん情報ありがとうございました。
 
 寝直した後、土佐久礼に行きました。土佐久礼(拓と松野が散歩をした港)は感動しました。駅を降りても海の存在が感じられず、人一人歩いておらず不安になりながらも地図を頼りに歩いていくと左手に海が見えてきて目的の港に到着。釣り人数人と時折出港する漁船を気にもせず夢中でシャッターを切りました。

 撮影後、時間がかなりあったので自分で作った海がきこえるをMDに録音したのをずっと聞いていました。ずっと居たい、帰るのがもったいない、そんな気持ちにさせてくれる所でした。
 
 高知市内に戻り、ドラマ拓の家を見にいきました。路面電車の終点駅からバスに乗るはずがなかなか来ないので歩いていくことに、この選択がまずかった。すごい暑さ、水もなく目的地までかなりある。結局家は見つかり、帰りはちゃんとバスで帰ってきました。

 ここでも土佐久礼でも思ったのですが、歩いている人がいない。高知市内でも外れになると歩いているのは僕だけ、土佐久礼駅前の商店街を外れると歩いているのは僕だけ。高知の人は歩きは移動手段ではないのかも知れません。
 
 3日目は朝から大丸のアイスクリームに行き撮影、まさみてぃさんと天神橋の残りの撮影、土佐中・高校に行き校内撮影の交渉、しかし結果はダメ。外からアニメで使われたといわれている更衣室をさがしたがそれらしき物はなく帰ってきました。

 次は中島さんの見送り&空港内外の撮影、書いてあるとおり小さい空港でした。中島さん帰京、まさみてぃさんと吉川村役場前の道路の撮影。

 車の往来が激しい中、道路にほとんど寝そべりながらの撮影、周りから見ればヘンな人にしか映ってないはずです。(笑) しかし車の往来が激しいのにタクシーが来ず、冗談でヒッチハイクをしたらすぐに止まってくれました。これには感動(涙)

 空港まで乗せてもらいそこから市内までバス、残りの時間まさみてぃさんと話をしながら駅までとぼとぼ歩いてバスに乗り込み高知ともお別れ。
 
 朝から晩まで海がきこえるづくしの3日間でした。写真を現像してみると夜の高知城が映っていない!! どうやらシャッターをきちんと押してなかったみたいです(泣)ああ最っ低!!
 
  今回の旅行、中島さんの貴重な1日を割いてロケ地を案内してもらいとても感謝しています。中島さんがいなかったらあれだけの数のロケ地回れなかったはずです。ありがとうございました。


2001年 高知の旅  お風呂で寝る人?  01.04.09


 今回の旅は3月27〜4月1日でした。新年度の準備もあって、いつもよりも短めでした。

 まずは地震! 芸予地震がありましたよね。その余震が続くなか、中四国へ飛び込むのは正直、決断を迷いました。当初は25,26に出発だったのですが、様子見のため出発を、まるで、中等三年の修学旅行のごとく延期。(笑) その後中村市で、人に聞くと、「ここは震度4だったから、高知ほどではなかったにね。」とのこと。でも、震度4って結構なものですよね・・・。

 今回の収穫を。以前に書き込みしたアニメの中のシーン。里伽子を見舞った松野が、興奮してその夜、拓の所へ電話したあとのシーンで流れた「ラジオの王様・・・」という曲のこと、覚えてますか?

 もう管理人さんは、曲を聞いているかも知れませんが、どうにか録音に成功しました!地元のラジオ局、RKC高知放送で使われているものでした。

 R ラジオのR K キングのK C チャイムのC  RKC ラジオの王様、チャイムでお目覚め みんなのラジオ RKC〜。

 というジングルでした。録音したのは午前五時の放送開始時。ん?そう、午前五時なんですよ、あの曲が流れるのは。もしかして、里伽子に惚れてる松野を思い、ああいう子がええがか、松野・・・と、もの思いにふけって、朝を迎えようとしている拓の眠れずに夜を越えたシーンなのでは?

 ここにきて、海きこ新解釈が浮上!?、と一人で悶々としているのは私だけでしょうか(汗)。あの曲は放送開始時か終了時に流れるものだと思うので、もし、まだ「生で」聴いていないのであれば一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?私は、聴けた瞬間、ガッツポーズがでました。恥ずかし・・・

 今回は、入野漁港をひねもす調べました。港にいる子供たちやタクシーの運転手さんにいろいろと聞き込みをしましたが、有力な情報を得られず、仕方が無いので、とにかくくまなく歩きました。田んぼのあぜ道、畑のあぜ道をずんずん歩いてゆき、畑のど真ん中で道が無くなり、泣く泣くUターン、なんてこともしました。(泣) 

 でも、田畑の中にいる、見知らぬ自分を見て、変だと思わずに、(そりゃ、ココロの中では変と思ってるでしょうけど)挨拶をしてくれた、土地の方々には、感謝です。ちなみに、ここで見つけた橋は、入野漁港内にある大規模公園の端っこ、上林暁さんという方のお墓の案内板が近くにある橋です。

 日没までまだ少し時間があったので、一縷の望みを浮鞭に託しました。浮鞭に着いて、漁港までの道を下っていくと、橋が2つありました。しかも、奥の橋は、赤い欄干!これは、もしや、と思い、あたりを見回しましたが、アニメの風景とは、ちと違ってました。その後、栗東管理の馬の放牧地に着き、海岸線にそって浮鞭漁港を目指しましたが、途中、具合が悪くなり、ギブアップしました。

 めまいと吐き気が、襲ってきて、無念のリタイヤでした。1日歩くのって、相当な体力がいるものですね。もう少し、もう少し体調がよければ、と悔やんでも後の祭り。残念でした。

 ただ、思うのは、浮鞭は絶対あやしいです。というのも、浮鞭駅で降りて、漁港への道をぐんぐん下っていくと、すぐに見つかる橋が2つあるのですが、その橋(どちらかの橋です)から、駅の方を見ると、一瞬、めがね橋のようなものが見えたんです。あれれ?と思い、よーく目を凝らすと、それは土佐くろしお鉄道が走っている橋だったのです。

 高架橋とでもいうのでしょうか。実際はめがねになってませんでしたが、一瞬の見た目では、めがね橋に見えます。それと、周囲の風景が、アニメの風景とよく似ています。里伽子を背景にした、山の斜面にそって並ぶ、住宅団地の様子はよく似ています。

 足りないのは松野の背景の白い2階建ての建物。それらしき建物で、2階部分に字がかかれているものはあったんですが、社名が違います。それと、2人の進行方向、左手に見える海岸らしきもの。これは入野に該当する場所は見当たりませんでしたが、浮鞭漁港では、どうなのかわかりません。

 最後にもうひとつ。上述、栗東の放牧場は、公園になっていて、そこの案内図を見ると、入野も、浮鞭も、上川口も、同じ町区分に入っているんです。だから、橋の場所を教えてくれた方が「入野(もしくは大方)地区の漁港」と言うニュアンスで「入野漁港」を挙げたのであれば、「浮鞭漁港」も「上川口漁港」も該当するのでは、と思います。そして、浮鞭周辺のあの風景。問題の橋が、実際にあるにしろ無いにしろ、このあたりをイメージして書いた可能性は高いと思います。

 それにしても無念。その夜、顔で笑ってココロで泣きました。ココロの枕を濡らして、悔し涙ぽろり・・・?管理人さん、皆さん、私の無念をはらしてください。(笑)

 今回は、沈下橋に行けませんでしたが、ドラマ版で、田坂さんが知沙と来ていた橋は、有名な佐田沈下橋だと思います。以前、橋のたもとで、小さな釣り糸をたらしている小学生がいて、「何が釣れるが?」ときくと「フナ。」そんな子供たちが夏場には結構います。また何か思い出したら掲示板に書いておきます。

 今回の旅は、とにかく寒かったです。高知にいる間、地元では大雪とのこと。電話で聞いてびっくりしました。そういえば、駅の売店の人たち、足元でストーブをつけてましたよ。ごくろうさまです。

 高知駅前は、駅前が車とタクシーのロータリーになっていて、中央を土電の線路が通ってました。コインロッカーのスペースもありますよ。

 これから先、旅へゆく機会がちょっと作れそうにありませんが、またいつの日か、高知へ行きたいです。それまで、酒王・土佐鶴を飲んで高知を懐かしもうか・・・

あっ!? 酒を買うの忘れたあ〜っ!! 長文、乱筆大変失礼しました。それでは。

みなさんの「海がきこえる」にまつわる生活が、旅が、これからもアイあるものでありますように。

新世紀 4月3日 お風呂で寝る人?


海がきこえるの舞台へ  藤堂  01.02.11

 東京ロケ地、全部行く予定だったのですが、寝坊してしまって、成城と新宿しか行けませんでした〜! 群馬からなので、往復に4時間近くかかってしまうんです。(泣) 8時くらいには起きたのですが・・・。 でも、ロケ地を見に行くのは初めてだったので、もうこれだけでも十分だったです!楽しめました!! 吉祥寺と羽田空港は、次回のお楽しみですね。(笑)
 
 今日は天気もよくとてもいい一日になりました! ここのHPのマップをプリンターがないためノートに写して行ったのですが、このマップのおかげで、成城と新宿は全部発見することができました! わ〜い!
 
 新宿では、案内板にまず苦戦しましたね〜。駅員のひとに聞いたりあっちこっちとさまよったりして、やっと発見することができました。
 
 で、いざ写真を撮ろうとしたのですが、(お金がないので、写るんですを買いました。(苦笑))人が多いところで写真を撮るのは、想像以上に大変で・・・。このHPのような写真を撮るのがいかに大変かが身にしみてわかりました。四国紹介も見てきましたよ〜!
 
 今気づいたのですが、小田急乗り換えの場所、間違っていたようです・・・。残念!これも次回のお楽しみってことで。(笑)
 
 次に行ったのは高知行き夜間バス乗り場でした。昼間は、センチュリーハイアット行きのバスが出てるんですね〜。あっていればですが・・・。(苦笑)見つけた瞬間は、「お〜っ!ここがっ!!」って感じでした。これは他の場所を見つけたときにも言えることなんですけどね・・。
 
 で、いろいろ探し回ったわけですが、一番印象的だったのは、ホテルセンチュリーハイアットでしたね〜。ちょうど昼間だったので、アニメに出てくるシーンとばっちり重なって、まさに、「お〜っ!ここがっ!!」でした。(笑)一階のBoulogneが改装中だったことだけが、唯一の心残りですね〜。ただ、中に入ってみた感じでは、一人で入るのにはちょっと勇気がいりそうでした・・・。(笑)

  それと、案内地図との位置関係ですが、アニメでは地図を見て、振りかえるとセンチュリーハイアットがあるように描かれていますが、実際は同じ側にあるんですね〜。う〜ん、見せ方が上手いぞっ!>ジブリの若手さんたち。
  
 で、成城学園前ですが、ここはもうなんともいえず(笑)でした。もう感激しっぱなしで・・・。
 
 スーパー石井は、最初は見るだけで・・・と思っていたのですが、帰るときになってやっぱり寄っていこう!と思って、買うものもないのに、ついつい寄ってしまいました。中を見ているうちにだんだんと小説の感じが甦り、確か、イギリスのクラッカーとか、フランスのチーズとかキャビアの缶詰を美香さんがここで買っていったんじゃなかったっけな〜。なんてことを思い出し、フランス製のカマンベールチーズを買ってきました。(苦笑)

 スーパーで小説広げるわけにもいかず、記憶を頼りに買ってみたのですが、半年近く読んでないはずなのに、あたってました。(笑)キャビアはありませんでしたね〜、缶詰はあったけど・・。高級なイメージとクラッカーってとこからキャビアの缶詰になったみたいです。(笑)

 
 成城ベーカリーでもお買い物してきましたよん。もちろん、「成城の桜あんぱん」買ってきました。まだ、もったいなくて食べてはいないのですが。(笑)
 
 ところで、成城ベーカリーってどこで登場したのですか?(うわっ、なんて質問だ〜っ!)パン屋さんがどこかで出てきたような記憶もあるのですが、よくわからないです〜。もしよろしければ、教えてください。というより、ぜひ、教えてください〜!
 
 で、次は里伽子パパのマンションです。

 里伽子パパのマンションはアニメを見たときの印象が強かっただけに、感激も大きかったですね〜。入り口に、「関係者以外立ち入り禁止」の看板が置いてあり、それに圧倒されて玄関の近くには近寄れませんでした。ちょっと残念。周りをうろついて写真撮ってる人が、玄関とかまで覗いてたらさすがに怪しいな〜と思ったもので。(笑)

 
 最後に成城学園の隣の坂ですが、ここはアニメ、小説のイラスト、共にとても印象深いシーンだったので、妙に感動しましたね〜。ここって里伽子と拓が始めていい感じでツーショットじゃないですか〜。ハワイでのシーンも甲乙つけがたいのですが。(苦笑)
 
というわけで、成城はとってもよかったです、ハイ。(自己満足。)

 う〜、こうなってくるとはやく吉祥寺・羽田空港、そして高知も!行きたいです〜。

 
 あ・・・全体を通して思ったことなのですが、「雑居ビルから見上げたホテル」のパークハイアットとか、小田急乗り換えとか、成城学園前の駅ホームなど、工事中だったものが完成していたり、改装されていたりなど、当時のままの姿を見られなくなってしまっているのは、やはり寂しいものですね。特にパークハイアットは、工事中と完成品では印象もだいぶ違ったものになっているのでしょう。
 
 最近、なんでも新しくなるのはいいことだって思っていたのですが、こういうことがあって、今回は考えさせられました。工事中は仕方がないですけどね。(苦笑)
 
 拓くんではないですが、「ふうん。実感あるじゃん」(小説より。)って感じで実感させてもらいました。あまり関係はありませんが、清水さんの「うふふ。実感こもっちゅうやん。・・・」っていうせりふもありますね。(笑)

 というわけで、いろいろな意味でとっても意義のあるロケ地めぐりでした! 海がきこえるの世界が、ちょっと近くなったように感じます。

 目指せ!ロケ地せいは〜!お〜っ!!


高知万歳  おしん 00.03.30
 3月20日には、私も高知に用事で行っておりました。残念ながら中島さんとお会いする機会は無かったのですが、私も高知周辺のロケ地巡りをすることができました。と言っても、時間があまり無かったためにゆっくり見て回れなかったのが残念です。私がどこへ行ったか書いてみようと思います。

 私はその日の早朝、フェリーで高知に到着しました。まず行ったのは桂浜です。坂本竜馬像を仰ぎつつアイスクリンを食べました。この日高知は快晴で、前夜大阪で大雨に降られたのが嘘のようでした。

 この後、浦戸大橋を渡り五台山へ。ここで、海きこで杜崎家のモデルとなった場所を探しました。「海がきこえるを歩く」の情報を頼りにさせてもらったのは言うまでもありません。

 護国神社の場所はすぐにわかり、杜崎家前の坂として描かれた坂も発見できました。しかし、肝心の杜崎家がよくわからず、結局見つけることはできませんでした。もう少し探せればよかったのですが・・・。残念です。

 高知市街に入って、はりまや橋や帯屋町を通った後、追手筋に出ました。前日の19日であれば、日曜市が催され賑わっていたのでしょうが、20日は祝日のため随分ひっそりしていました。

 追手筋を高知城のほうへ進むと、追手前高校の時計台が、並木の間からのぞいていました。正面から見ると、なかなかに立派な建物でした。とりあえず時計台の写真に収め、近くのレストランで昼食をとりました。カツオのたたきは実においしかったです。

 午後は、高知の知人に案内してもらい、高知城などを見て回りました。高知県の進学事情を教えてもらったのですが、最近は近畿地方や東京の大学へ行く人がとても多いそうです。(高知大学では、高知県出身者のほうがよそから来る学生より少ないとのことでした。)海きこでも、拓は大学進学で上京するわけですが、高知県での若い世代の流出は深刻なようです。

 今回は大急ぎで見て回ったために、ロケ地巡りとしてはあまり余裕がありませんでした。それでも、これまでの中島さんのロケ地探しの情報のおかげで、短い時間で多くのロケ地を訪ねることができました。このホームページを見つけたのは幸運でした。それにしても、よくあれだけロケ地を探し出されましたね。本当に頭が下がります。

 映画やテレビドラマなどのロケ地を実際に見に行くというのは、その作品のファンにとっては最上の喜びではないでしょうか。自分の好きな映画なりドラマで映っているのと同じ光景の中に入ることができるのですから、これほど作品と一体感を持てることは無いでしょう。興味の無い人からすれば、単なる自己満足にしか見えないかもしれませんが(笑)

 次に高知へ行く機会があれば、ゆっくり滞在しようと思います。もっとロケ地巡りをしたいですし、他の観光地も見に行きたいですしね。今回は1日だけの滞在でしたが、すっかり高知が気に入りました。高知で出会った人は良い人ばかりでした。いいとこですねえ、高知。そうそう、ぜひ一度よさこい祭を見てみたいですね。

長くなりました。このへんでやめておきます。 それでは、また。

 おしん umikiko@anet.ne.jp

追伸:実は、27日には松山で、某邦画(実写)のロケ地巡りをしていました・・・。


海がきこえる東京ロケ地めぐりツアー・レポート  えいみいる  99.12.06


 1998年6月21日(日)。私が作った同人誌が縁で知り合った中島さん、私、それにお互いの友人1人ずつの計4人で、「海がきこえる東京ロケ地めぐりツアー」を行いました。集合&スタートはJR吉祥寺駅です。

 今まではメールのやりとりだけで、中島さんとお会いするのは今回が初めてだったのですが、目印の『フィルムBOOK』のおかげですぐに合流することができました。当日は雨も心配されたのですが、集合時間の10時の時点ではなんとか1日持ちそうだという感じでした。

 さて、吉祥寺駅はもちろんアニメの冒頭とラストの舞台となったところです。まず『フィルムBOOK』片手に駅や周りの建物等をチェックします。アニメ制作当時から大分時間が経っていたこともあり、いくつかの看板等が違っていたのは残念でしたが、細部までそっくりに描かれていたことに改めて感動しました。もちろん拓の行動(『フィルムBOOK』P.184〜185)をトレースするべく、連絡通路を通り隣のホームへ行くことも忘れませんでした(笑)。

 次にそのまま中央線に乗って新宿駅へ向かいました。着いてまず見に行ったのは駅構内の案内板(同P.86)です。画面には一瞬しか現れないものですが、ほぼそっくりに作られているのを見るとやっぱり嬉しいものですね。そして駅を出てすぐのところにある小田急バスの案内所で、東京−高知間の夜行バスのパンフをもらいます。夜行バスはアニメには出てきませんが、どちらかというと小説版のファンである私としては、いつかはこれに乗って高知に行ってみたいと改めて思いました。

 少し歩いて西口の高層ビル街へ向かい、拓(と里伽子)が泊まったホテルと思われる、センチュリーハイアット1階のティールームで休憩しました。ここはいうまでもなく里伽子が岡田と話している時、拓を呼び出した場所ですが、いすの形までそっくりで、やはりちゃんと取材しているのがよくわかりました。今回はさすがに部屋の中を見ることは出来ませんでしたが、この分ではそちらも期待できそうです。

 ティールームもアイスコーヒーが\700と結構なお値段ですが、雰囲気を味わうためにも一度行ってみるべきだと思います。その後、拓が散歩したと思われる辺りを歩いたり、藤子・F・不二雄、藤子不二雄A両先生のスタジオの場所を教えてもらったりするなど、新宿西口を一回りしました。

 ファミレスで昼食をとってから新宿駅に戻り、今度は小田急線で成城学園前に向かいました。この時、ちょうど駅が工事中で、もうすぐアニメで描かれた風景も見られなくなってしまうと思うとちょっと寂しかったです。

 さて、ここでの目的は拓と里伽子が歩いた並木道を探すことです。事前に何度も来ているという中島さんの案内で、駅の北側、南側両方歩いてみました。しかし、似ている場所はあったのですが、残念ながら今回はそっくりなところを見つけることはできませんでした。でも個人的には成城には初めて行ったので、高級住宅地という雰囲気を十分実感できたのは収穫でした。

 その後、近くにある東宝の撮影所と円谷プロ(こちらは一目でわかりました)を外側から見学したのですが、ここで心配していた雨が降り出したため、急いで駅に戻ることにしました。

 小田急線でまた新宿まで戻り、今度は山手線に乗り換えて羽田空港に向かいます。残念ながら空港ビルが新しくなってしまったため、アニメと同じ風景はありませんでしたが、私自身が羽田に行くのは初めてということもあり、その雰囲気は十分感じられました。なお、一応展望デッキにも行きましたが、降り続いていた雨もあり、話題のポケモンジェットを確認できなかったのはちょっと残念でした。

 その後新宿に戻り、反省会を兼ねての飲み会となりました。一日歩きづめで皆さん少しお疲れのようでしたが、大いに盛り上がったのはいうまでもありません。

99年10月11日 えいみいる



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中島 秋則 ( C ) 1999-2012 NAKAJIMA Akinori